ゴヨウツツジ(白ヤシオ)の育て方と増やし方!悩んでいませんか?

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白い花がとても素敵な「ゴヨウツツジ」

でも、育てるのが難しいと悩んでいませんか?

確かに他のツツジに比べると、難しいところはありますよね。

今回は、ゴヨウツツジの生態や育て方・増やし方について話していきたいと思いますので、参考にしてください。

目次

ゴヨウツツジはどんな花⁉

ゴヨウツツジを見たことはありますか?

私の家にあるんですが、毎年は咲いてくれないんですが咲くときには満開に咲いてくれます。

ツツジ科ツツジ属

シロヤシオとかマツハダと言われることもあります。

東北から四国地方まで太平洋側の山地の岩場・ブナ生息するようなところに見ることが出来る落葉樹です。

枝先に5枚葉が付くところから「ゴヨウツツジ」と言われていますよ。
また、古木になると木肌が松の木のようにはがれることから「マツハダ(松肌)」と呼ばれることもあります。

ゴヨウツツジの花

ゴヨウツツジの花は「白い花」で、他のツツジよりは少しだけ早く咲きます。
もちろん、その時々の天候によって違いも出てきますが・・・

一般的には、4月下旬から6月に咲きますよ。

咲き方は特徴の一つにもなりますが、少しだけうつむきがちに咲きます。

もう一つの特徴は、葉のつき方ですよね。
枝先に5枚の葉が車輪状につく!(先ほども話しましたが…)

そこから「ゴヨウツツジ」の名前が付いたんですよ。

ゴヨウツツジの育て方

ゴヨウツツジは他のツツジと比べると、成長がとても遅いですが、大きくなると5m以上にもなります。

ゴヨウツツジの植え場所・置き場所

ゴヨウツツジは高山とは言いませんが、ブナの木がはえているような所に育っているので、比較的標高の高い山に自生しています。
私の住んでいる近くにも自生しているところがありますが、標高1000m以上のところに群生していますよ。

住んでいるところが「高原」などならあまり気にすることもありませんが、平野部や関東地方、それよりも暖かい地方の場合は、植える場所や置き場所には注意が必要です。

植え場所・置き場所ポイント
  • 日当たりの良い所から明るい日陰
  • 夏場の西日があたらない場所
補足
植物を育てるときには、その植物が自然の中でどのような環境で育っているのかをイメージするといいですよ! 

ゴヨウツツジの場合は、ある程度高い山に自生しているんですが、周りには20mを超すような大きな木も自生しているので、日陰になっていることが多いんですね。

しかし、まるっきり日陰というわけではありません。
日陰すぎると、花が咲かなかったり樹勢が悪くなったりしてしまいますので、明るい風通しの良い場所がおすすめです。

ゴヨウツツジの植え付け用土と植え方

ツツジやサツキ全般に言える事ですが「酸性」を好みます。

ピートモスを入れる
  • 植穴にピートモスを入れて周りの土と混ぜ合わせる
  • 根鉢を植穴に入れる
  • 植穴に入れる土もピートモスと合わせる
  • 根鉢の1/3程度土を入れる
  • 水を植穴にいっぱい入れる
  • 残りの土を入れていく

庭にある樹木が問題なく育っていればさほど気にする必要もありませんが、気になる時には「ピートモス」を混ぜて植えてください。

植穴に入れた水が減ってきたら土(用土)をいれていきます。
こうすることで、根の隙間にも土が入っていきやすくなりますよ。

庭植えの場合は、植え付けの時にたっぷり水をあげるので基本的には水かけは必要ありませんが、3週間以上雨が降らないようなときには、水をかけてください。

ゴヨウツツジの鉢植え

鉢植えの場合は、鹿沼土単用で植えましょう。

普通に鉢植えをするような要領で大丈夫ですよ。

水はけ重視
  • 鉢底に防虫網
  • ごろ土を入れる
  • 中粒を入れる
  • 小粒を入れる(少量)
  • 根鉢を置く
  • 小粒で植えていく
  • 最後に鉢底から流れ出るくらい水をかける
補足
植えた後に水をたっぷりかけるのは、ミジンの粉を流しだし根詰まりを防ぎ水はけをよくするためです。

この手順で植えて、明るい日陰になるような場所に置きましょう。

ゴヨウツツジは乾燥に弱いので、水切れには注意してください。

注意
肥料は根付いてからあげましょう。
元越えとして与えるのはやめましょう。

根を切ったり痛めたりしている状態では、肥料を与えても吸収することは出来ませんので、新芽が吹いて新しい根が出たことを確認してからにしましょう。

肥料は「花後」「落葉後」遅効性の肥料にしましょう。

ゴヨウツツジの増やし方

 

ツツジ類は比較的挿し木などで簡単に増やすことはできるのですが、ゴヨウツツジは挿し木もなかなか難しい植物です。

とは言え、まるっきりできないわけではありません。

挿し木で増やす

一般的な挿し木の時期は、「梅雨のころ」5月末から6月中と言われています。

4月

以前に6月に挿し木をして失敗したので、芽が膨らみ始めた4月にしてみました。
結果は、全てとはいきませんでしたが、今のところ1/3はついたようです。

なぜ、葉が出る前だっつたのかというと、植物は葉や芽が動き出すときには根も動き出すので試してみました。
今のところ成功してます。

6月

花が終わり新芽も固まって来た頃がおすすめです。

挿し穂は、枝先のあまり太くない木質化した枝を選びましょう。

挿し木用土と挿し方

挿し木の用土は、鹿沼土の細粒ですね。
ホームセンターなどで「挿し木用土」として売っているもので大丈夫ですよ。

とは言え、挿し木用土も種類があるので「鹿沼土」の挿し木用土を選んでくださいね。

  • 採取してきた枝をすぐには使わずに、半日ほど水を吸わせておく。
  • 挿し木用に枝を切り出しナイフなどよく切れるもので、斜めにきりる。

 

切り口がキレイに切れていることが重要です。

 

 

 

  • 挿し穂にメネデールやルートンなど発根促進剤を付けて挿すことで確率も高くなる。
  • 挿し木用土に充分に水分をしみこませる。
  • 挿すところにあらかじめ穴をあける。
  • 挿すときには斜めに挿す。

この手順で挿し穂全て刺し終わったら、日陰におきましょう。
水かけは毎日忘れずにかけてください。

種をまく

ゴヨウツツジは挿し木は難しいので、種から育てるのが一般的だと言われていますが、こちらもなかなか難しいには変わりがありませんし、成長が遅いゴヨウツツジは花が見ることが出来るまで、かなりの時間を必要とします。

種をまくときには、挿し木用土と同じもので構いません。

取り木

大量にはできませんが、成功する確率は高いですね。

今回は「高取り法」の説明をします。

この方法だと木が大きければ、何本でも取り木することが出来ますが、あまりし過ぎると負担をかけすぎてしまいますので、1~2本にしましょう。
太い枝でもすることが出来ますので、樹形に影響のない勢いのある元気な枝を選びましょう。

用意するもの
  • ひも
  • カッターまたは、切り出しナイフ
  • ミズゴケ
  • 透明なビニール

まずは、取り木をしたい場所を決めます。

手順
  • 取り木をする場所の幹に3㎝幅で上と下に一周切れ込みを入れる。
  • 木質部(白いところ)まで、幹の皮などを剝がしていく。
  • 湿らせたミズゴケを巻きつける。
  • ビニールでおおう。
  • 紐で上と下をしばる。

この手順で進めていきます。

 

切り込みを入れるときには、勢い良くしてしまうと切り落としてしまうこともあるので、気を付けてくださいね。

ビニールを紐で縛るときには、下は強めに縛り上は乾燥を防ぐために水が入りやすくなるように、緩めに縛りましょう。

3ヶ月を過ぎると根が出てくると言われますが、ゴヨウツツジはもう少し時間がかかります。

また、ポットを使って取り木することもできます。

木質部を出した枝の下にポットを付けて、中にミズゴケや鹿沼土を入れてすることもできます。
ただし乾燥しやすいので水切れには注意しましょう。

伏せ枝法

下枝が土の近くにある場合や、誘引して土につけることが出来ればOK

この方法が一番簡単かもしれませんね!

補足
土をかけた枝が風などで動かないように固定するのを忘れないで下さい。

まとめ

いかがでしたか?

ゴヨウツツジの育て方について話してきました。

ゴヨウツツジは入手しがたく、育てにくいですが手に入れたときには参考にしてください。

また、今育てている人はこれまでの育て方で大丈夫ですよ。

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